パリッキー's blog

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「書評」 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え ダイヤモンド社

 

あなたは投資をしていますか?お金に縛られて生活していませんか?

少しでも自由に生きてみたいと思っていませんか?

 

そんなあなたの選択の一つを提示してくれる本がこちらです。

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[目次]

 

  • 本書の紹介
  • 本書の概要
  • 読んでみた感想

本書の紹介

この本の著者ジェイエル・コリンズさんはさまざまな職を転々としつつ、シンプルな投資によって夫婦ともども働くことなく生活できるようにまでなったファイナンシャルブロガー。

 

そんな著者が10代の娘に書き始めた「お金と投資」についての手紙から生まれたものです。

 

10代の人にも伝わるわかりやすくシンプルな投資法により経済的な自由を得られるとのこと!

さて、どのような内容でしょうか?

 

本書の概要

複雑な投資は、それを生み出して売る人たちを儲けさせるためにあるのです。

シンプルにいきましょう。簡単なだけでなく、そのほうが大きな利益を生みます。それが本書のメッセージです。

 

  • お金に無責任な人と付き合わないこと
  • 健全な投資は複雑ではない
  • 収入の範囲で消費する。借金はしない。
  • 投資アドバイザーは近づけない。
  • 投資額の4%で1年を暮らせれば経済的に自立できる

 

株式市場は、常に上昇する、素晴らしい資産形成の場です。株式市場全体をフォローするバンガードのインデックスファンド(VTSAX)は、これさえ押さえておけば大丈夫という存在です。

しかし一方で、株式市場は大きく変動し、ある程度の期間の中で必ず暴落します。

 

株価が高いときに売って、安くなったところで買うのは、とても魅力的に思えますが、ほぼ不可能です。

 

株式はリスクがとても高いと考えられています。確かに短期的には価値が大きく変動します。しかし、5年や10年の期間で考えればたっぷり利益を得られる可能性は高いのです。

 

現金はとても安全だと考えられています。しかし、インフレのもとでは、日々、価値が下がっていきます。2、3年なら問題はなく、すぐに使うお金を現金で持ちたいと考えるでしょう。でも10年、20年という期間にわたって現金で持ち続けていれば、間違いなく損します。

 

読んでみた感想

私はこの本を読むことで投資に関する印象が、がらりと変わりました。

 

「毎日ぱっと見よくわからない株価チャートに張り付き、短期間の売買時の差額で稼ぐ」

というものしかないと思っていましたが、

「インデックスファンドを購入し続け、長い目で見て資産を増やしていく」

といった考え方の投資があることを学びました。

 

この本で紹介された著者の基本的な考え方は次の3つです。

  1. 収入の範囲内で支出する。
  2. 借金をしない。
  3. 余剰資金でインデックス投資をする。

 

インデックス投資とは、、、

 簡易的に言えばある条件を満たしたたくさんの会社の株の詰め合わせセットの株みたいなもの買う投資のこと。

 「ある指標でみた市場を丸ごと購入」の意味に近い。

 例として下のようなインデックスファンドがある。(日本で購入可能)

 ・SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド

  ・・・アメリカの主要企業500社の株の詰め合わせセットの株

 

インデックスファンドの良い点として次の3つがあげられています

・手軽

・シンプル

ほかの投資よりも有効に資産を増やしてくれる

 

最後の一つに引っ掛かりを覚えた人にはこの本がおすすめです。

ぜひ読んでみてください。

 

この本では、資産形成の考え方やお金に関して知っておくべきことが書かれたわかりやすい本でした。

逆にそういった事柄に興味なければ読み切れないかもしれません。

 

 自分自身、大学生の今、こういったことを考えるきっかけになったので、若い人ほど読んでほしい一冊です!

 

絶対インデックスファンド!みたいな芯の通ったインパクトのある本なので読んで損はしないと思います。